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特定技能グランドハンドリング

5月27日、28日、29日の3日間、フィリピンで特定技能グランドハンドリングの技能試験がありました。 グランドハンドリングとは、空港で航空機の離発着を地上でサポートする仕事です。航空機の清掃や貨物の搭降載、航空機の誘導など様々な業務があります。 フィリピンでは2019年11月に第1回試験が実施され、コロナで中断されていましたが2022年12月に第2回、今回が第3回目の実施となります。 詳しくは日本航空技術協会様の下記リンクをご参照ください。 https://exam.jaea.or.jp/?p=2599 5月27,28日の2日間はマニラで定員240名、29日はダバオで定員160名で5/1に申し込みがスタートしました。当校が一括申し込みしようとしたところエラーとなり問い合わせや出張で対応が遅れた間にテストチケットが売り切れになってしまいました。 が、結局はキャンセル待ちと個人で先に購入していた生徒もいて、なんとか全員受験することができました。 テストは午前の部と午後の部に分かれていて、受験申込時にどちらかに振り分けられます。 私も生徒の激励と新規生徒募集のために、フライヤーを持って朝からテスト会場に詰め掛けました。 セブは今回受験会場がなかったので、セブから受験に来ている生徒やセブの送り出し機関も人材確保のためにフライヤーを配りに来ていました。 もちろん日本の関係企業の方も何社かいらっしゃっていました。 フィリピン人は英語が話せる人材が多いので、英語の用語が多用される航空業界ではフィリピン人材に対する期待も高いのでしょう。 次は今年の12月にフィリピンでのテストが予定されています。次回は今回の2~3倍の生徒を教育し、合格率も上げられるように精進してまいります。

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フィリピンの介護施設

今日はフィリピンの介護施設を訪問してきました。 日本と比較すると少ないですがフィリピンにも介護施設はあります。 そしてフィリピンでは介護士という職業は広く認知されており、こういった施設だけではなく個人宅でも多くの介護士が雇用されています。また国内外で介護士として働くために、CAREGIVING NC2という資格があり、全国の専門学校で教育を行っています。 もちろん細かい介護技術などは日本と違う点もありますが、認知症や体の不自由なお年寄りの生活の支援をするための心構えができています。そこがフィリピン人介護士の強みでもあります。 こちらの施設は CAREGIVING NC2を取得するためのOJT(実技研修)の受け入れもされています。 そして実はシンシア・ジャパニーズ・スキルズ・アカデミーが最初に学校を設立する際に場所を貸してくださった介護施設でもあります。 結局、諸事情によりそこでの認可申請は断念しましたが、正式に認可を受ける前に無料の日本語学校を開かせていただいていたので、オーナーはもちろんスタッフとも顔見知りでした。 こちらの介護施設も昨年秋に現在の場所に移転しオープンしたばかりですが、ほとんどのスタッフが以前と同じで私のこともよく覚えてくれていました。 今日は日曜日だったので、お伺いしたときはホールで2~3時間ミサをされおり、元気なお年寄りがたくさん出席されていました。 建物はコンクリート造で堅牢で、調理場やトイレなども清潔でした。利用者様の部屋への出入り口は、全て引き戸で安全性も配慮されエアコン完備、太陽光発電などの設備も取り入れられていました。 コロナ禍~コロナ後、フィリピンでも建築費が上がっているので完成されるまでは大変なご苦労があったと思います。今日こうして新しくなった施設を見学させていただき、オーナーやスタッフの皆さんが嬉しそうなのを見て私も本当に嬉しく誇らしい気持ちになりました。 また当校を介護の研修生にも宣伝して下さると、オーナーから心強いお言葉もいただきました。 早速タープリン(宣伝用の垂れ幕)を作らせてもらいます😁

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介護技能実習生入国

ブログの投稿が遅れてしまいましたが、2月22日に当校の介護技能実習生が入国しました。🙌今回は当校からは4名、セブの協力校、Japa-Lingo Training Center Inc. 様から3名の合計7名が日本へ入国しました。受入企業様はもちろん、フィリピン送出し機関、日本の組合関係者の皆さまに大変感謝しております。 実は面接時には当校の生徒は日本語能力検定(JLPT)N4に合格しておりませんでした。というのもコロナ禍でフィリピンではJLPTのキャンセルが続いており試験が受けられなかったからです。一方、特定技能の要件であるプロメトリック試験には全て合格しており特定技能介護士として送り出すことは可能な状態でした。 ですが、今回は技能実習として3年間、特定技能として5年間、その後介護福祉士を取得し日本で長く働いてくれる方を雇用したい、そのためにしっかり教育をしてくださる、という企業様でした。生徒たちにそのことを説明しマニラでNAT-TESTを受けること、そのために追加の勉強をすることを承諾してもらいました。Japa-Lingo Training Center Inc. 様に試験対策クラスを開催していただき、マニラにNAT-TESTを受けに行き合格し、やっと日本に入国できたのです。 現在は福岡で日本語研修中ですが、今月末には山口県の受け入れ企業様に配属される予定です。 入国後もしっかりフォローするので全員介護福祉士目指して頑張ってほしいです。

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介護技能実習生 第1号

2022年10月10日、シンシア・ジャパニーズ・スキルズ・アカデミーでもようやく介護技能実習生、第1号を送り出すことができました。 2018年1月に学校をスタートさせたとき、まず目標にしていたのが介護技能実習生の教育でした。 一般的に技能実習生は日本語能力の資格要件はありませんが、介護は入国時に日本語能力試験N4に合格していなければなりません。他の日本語学校と差別化を図るために、より高い日本語レベルが求められる介護士の教育に特化しようというのがねらいでした。 当初は入国後1年以内にN3に合格できなければ帰国しなければならないという条件もあったので、日本入国前にN3の教育も終わらせるという教育スケジュールを立てました。 日本語能力の他には、介護士の経験があることや介護士資格(フィリピンではCaregiving NC2という資格です)を持っていること、看護師など4年制医療系大学を卒業していることという条件があったので第1期生は看護大学卒業生や介護士の経験がある生徒のみを選抜しました。 そんな中で、今回入国した彼は介護士の経験も資格も全く持っていませんでした。でも私がオリエンテーションで語った、これから日本は高齢化が進みたくさんの外国人介護士が必要になってくるということを理解し、日本で働くために介護士になると決意したようでした。日本語を勉強しながら介護の専門学校に通うというので入学を許可しました。 1月に教育をスタートし7月の JLPT(日本語能力試験)N4合格を目指しましたが結果は惨敗でした😭 次のJLPTは12月なので7月からN3コースの授業をしながら、10月にマニラにNAT-TESTを受けに行くことにしました。NAT-TESTについては以前ブログで書いているので、こちらを参照してください。 そして、彼は見事10月のNAT テストで4級レベルに合格しました。 ところが当校に教育依頼をされた介護施設では女性のみを雇用したいということで、彼に面接の機会はありませんでした。私の力不足で男性介護士を必要とされている介護施設をみつけることもできませんでした。 でも何とか彼の努力に報いたいと思い、他校の面接に参加させてもらい幸運にも面接に合格できました。 ところが、ここでもまた問題がありました。技能実習介護はN4合格の要件があるので面接で選ばれて、日本語の勉強をしてもN4に合格できなければ日本で働くことはできません。結局その面接で選ばれた他の人たちがN4に合格するまで彼も日本への入国を待たなければなりませんでした。 そうこうしているうちに、コロナウイルスの流行などもあり彼はまたしても日本へ行くチャンスを失ってしまいました。それでも彼はずっと日本で働く夢を諦めませんでした。 介護士の専門学校を卒業したあとは、本当に介護の仕事が好きになり介護士として働き続けました。当校で知り合ったクラスメートと結婚し子供も生まれました。一家を養うにはフィリピンの介護士の収入は十分ではありませんが、日本で介護士として働くという目標があったのでずっと介護の仕事を続けてきました。 日本語も独学で勉強を続け今年の7月に JLPT N3にも合格しました。 こういう努力を続けてきた彼を応援してきたのは私だけではありません。前回の面接で採用してくださり追加の日本語教育をしてくださった方も彼のことを気にかけてくださいました。 結局その方の人脈でフィリピン人男性を技能実習生として雇用してみたいという方に彼を推薦していただき今回の入国へとつながったのです。 男性介護士を雇用しない理由は様々あると思います。 男性は力が強いので利用者様への暴力が怖い 女性の利用者様が男性に下のお世話をされるのを嫌がる 女性用と男性用の寮を準備しなければならない フィリピン人男性は怠け者? でも、性別や年齢、学歴だけで面接する前に条件を絞っては、本当にいい人財を雇用するチャンスを喪失してしまいますよ。彼はフィリピン人男性介護士の模範例になってくれると思います。 今後もっと多くのフィリピン人男性介護士が日本で雇用される機会が増えるを願っています。

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ついに日本入国!~特定技能外食業~

特定技能とは 特定技能制度は、国内人材を確保することが困難な状況にある産業分野において、一定の専門性・技能を有する外国人を受け入れることを目的とする制度で、2019年4月に受け入れがスタートしました。 人材を確保することが困難な産業分野とは(2022年現在) ①介護 ②ビルクリーニング ③素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業 ④建設 ⑤造船・舶用工業 ⑥自動車整備 ⑦航空 ⑧宿泊 ⑨農業 ⑩漁業 ⑪飲食料品製造業 ⑫外食業 で シンシア・ジャパニーズ・スキルズ・アカデミーでもこの制度に注目し、中でもフィリピン人のホスピタリィティーを活かせる「①介護」「⑧宿泊」「⑫外食業」の人材教育をしたいと思っていました。そして「介護」と「外食業」は技能試験対策のテキストが早くから準備されており、2019年中にフィリピンで試験を開催することが予測されていました。 特定技能コース開設 以上の点から2019年8月に「介護」と「外食業」の特定技能コースをほぼ同時期に開講しました。 8月から11月は日本語のみを1日6時間、12月からは3時間は日本語、3時間は特定技能測定試験対策の授業をしました。「外食」と「介護」はクラスを分けていましたが寮は同室だったのでみんな仲が良く、一緒にご飯を作ったり、授業以外の時間もみんなでよく日本語の勉強していました。 また2019年10月頃には「外食業」と「介護」の技能測定試験がダバオでも開催されることが決まったので日本語コース終了者や元技能実習生を対象に試験対策コースを開始しプロメトリック試験をいち早く申し込みました。 そして2020年3月には特定技能測定試験、日本語能力試験(JFT-Basic)ともにある程度合格者が出るようになっていました。 「さあ、これからだ!」と意気込んでいたところにコロナがやってきたのです。 コロナ禍 コロナ以前の2020年初頭、実はマニラの送出し機関様の紹介でフィリピン人外食業特定技能労働者の雇用を検討している組合、雇用主様がダバオまで学校見学に来てくださいました。当時は外食業特定技能を専門に教育している学校も少なかったので当校のような小さな学校に見学に来てくださり本当にありがたかったです。 当校の生徒を評価していただき、教育依頼はいただいたのですがそこからが本当に長かったです。 もちろんコロナの影響が一番大きかったですが、特定技能はまだまだ新しい制度なのでPOLO【フィリピン海外労働事務所】の手続きにもずいぶん時間がかかりました。 生徒たちは日本語コースも終了し、試験も合格したのに「いつ日本に行けるかわからない。」と不安でいっぱいだったでしょう。この状況がいつまで続くかわからない限り当面の生活費も必要です。 日本語能力を維持するためにフォローアップクラスも開催していましたが、生徒たちに日本入国に関する情報のアップデートを求められるたびに何も情報提供できず本当に心苦しかったです。 在留資格認定証明書交付 海外から人材を招へいする場合には、一般に在留資格認定証明書を取得しなければなりません。 取得した在留資格認定証明書をもって労働者は本国でビザ申請し、ビザを発給してもらえるのです。 その在留資格認定証明書が交付されたと聞いたのは、ちょうど私がフィリピンに滞在していた8月1日でした。8月6日は私の誕生日なのでこれが本当に大きな誕生日プレゼントになりました。 生徒たちはもちろん大喜びですが、私は喜びとともに彼らの日本語力が非常に心配になりました。それでそこからは週5日一日3時間授業をすることにしました。彼らが出国準備で忙しいのは承知していましたが、できるだけ休まずに全員参加することを義務付けました。 生徒たちに「先生いつまで授業をするんですか?」とあきれられながら9月23日まで授業をし、9月26日早朝にダバオを出発、9月28日にマニラから日本に到着しました。 ここまでフィリピン人の雇用を諦めずに受け入れてくださった雇用主様、組合様、送出し機関様には本当に感謝しています。そして何より最後まで私を信じて付いてきてくれた生徒たちに本当に感謝しています。 でもここからが本当のスタートです。雇用主様の期待に沿えるよう、店長になるまで頑張って欲しいです。

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特定技能 左官

8月26日に技能検定試験の合格発表がありました。 嬉しいことに5月下旬から7月上旬まで当校で左官の学科コースを勉強した生徒が合格しました。これで彼は技能実習ビザから特定技能1号ビザへ変更して更に5年間日本で働くことができます。 技能実習からの移行 技能実習(3年間)が終了すると特定技能1号にそのまま移行できる職種と、そうでない職種があります。 今回の生徒さんは技能実習で石張り工として働いていますが、石材加工、石張り、タイル張り職種は特定技能にはありません。彼がこれまでのスキルを活かして日本で働き続けるには建設(左官)分野の試験に合格する必要がありました。 建設分野特定技能1号評価試験 建設分野特定技能1号評価試験情報は、以下の「一般社団法人建設技能人材機構」のホームページから検索できます。↓ ↓ https://jac-skill.or.jp/exam/index.php 残念ながら、左官の特定技能1号評価試験は今現在実施が未定になっています。ただ教科書も内容が改正され試験範囲に合わせたものになっているので試験の準備が進んでいるものと思われます。 技能検定試験 技能試験の受験が必要な特定技能外国人を受け入れたいが、まだ試験が実施されていない場合は技能検定試験3級に合格することで要件を満たすことができます。 技能検定は、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」です。技能検定は、技能に対する社会一般の評価を高め、働く人々の技能と地位の向上を図ることを目的として、職業能力開発促進法に基づき実施されています。(中央職業能力開発協会ホームページより) つまり、技能検定試験は外国人労働者のための試験ではなく日本で働く技術者のための検定試験なのです。基本的には年に2回実施されています。 技能実習生が受ける随時3級試験と内容は同じですが、日本人を対象にした試験なので   ・漢字にルビが無い   ・文章が外国人になじみやすい丁寧形ではない という違いがあります。 左官コース概要 今回教育依頼のご相談をいただいたのは5月中旬でした。すでに7月10日の技能検定学科試験に申し込んでいるとの事だったので早急に教育スケジュールを立てました。 特定技能左官コースの教材の準備はしていたので、試験に出る漢字のドリルを急遽作成し何とか5月23日から7月8日の期間で週3回、合計20回(20時間)のコースを実施することができました。 授業も教材も全てオンラインです。仕事の後、午後9時から10時の1時間ですが、宿題も出していたので授業の無い日も毎日勉強しなければなりません。 仕事の後で疲れていたこととは思いますが1日も休むこともなく、宿題をやっていないなどということもありませんでした。彼の勤務態度も授業の様子から窺ことができます。 だからこそ彼を実習生として受け入れている企業様も彼のための教育費を出してくださったのだと思います。 当校も今後も日本で働きたい外国人のスキルアップのお手伝いを続けていく所存です。

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