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SJSA_farewellparty

送別会 Farewell Party

今月いっぱいで先生が一人退職することになり、ささやかな送別会を開きました🍺。 場所は「Malagos Homegrown」というファミリーレストランです。お料理やお店の雰囲気の写真は撮り忘れたので興味がある方は、以下のリンクからチェックしてください。  ↓↓              ↓↓ https://m.facebook.com/malagoshomegrown/?_rdr広々とした庭に余裕をもってテーブルが配置されていて、雰囲気もとてもよかったです。料理はフィリピン料理とピザ、パスタなど。食事の後は走り回って遊ぶこともできるので子供連れにも人気があります。火曜日の午後6時からでしたが駐車場はいっぱいでした。 今月退職する先生は2019年7月に入社し、シンシア・ジャパニーズのメンバーになりました。その当時退職した先生が自分の次にと、紹介してくれた先生です。経験も豊富で、何より生徒にとても好かれる先生でした。これから特定技能の介護士と外食業に特化した教育を行いたいという私の方針に従い、外食業技能試験コースも勉強して教えてくれていました。 ところが2020年3月中旬以降、コロナ禍で対面授業は全面禁止になりました。 先生たちのやる気に後押しされて、すぐにオンライン教育の態勢を整えることができました。でも日本に入国できる見通しが立たなければ経営難になるのは目に見えていました。フィリピンでは海外で働くための教育費は雇用主が支払うことになっているので借金をして日本語を勉強するような生徒はいません。先生たちにも1日4時間という短縮勤務に協力してもらい細々と学校を維持、存続させてきました。 しかしそれは一家の大黒柱の収入としては十分な額ではありません。先生たちにはアルバイトも許容していましたがコロナ禍では日本語教師のアルバイトはありません。物価も年々上がります。みんな生活していくのは大変だったと思います😢。 したがって先生が辞めるのは大変残念ですが、そうせざるを得ない理由があったからなんです。実はこのコロナ禍で多くの日本語教師が翻訳会社やコールセンターへと転職していきました。お給料も日本語教師より高いですからね・・・今はただ彼の貢献に感謝し、今後の彼の人生の成功を祈っています。 日本でも徐々に外国人労働者の入国が増えていっていますが、今後より多くの外国人労働者を獲得するためには円安要因を除いても、教育費の増加が必至となりそうです。

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フィリピンのお通夜

今回フィリピンに戻ることを決めた後ですが、7月10日に当校の先生のお母様が亡くなったと報告がありました。7月12日にダバオに到着予定でしたのでお通夜かお葬式には参列したいと思っていました。

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チームビルディング

 『チームビルディング』という言葉は、最近日本の会社でも使われるようになってきましたが、‟Team Building” を直訳すると「チームの構築」という意味になります。主に職場のチームの結束を高めるために行われます。  日本ではチームビルディングは、研修の一環として行う真面目なものとして捉えられているようですが、フィリピンでは日本の懇親会に近い印象です。 ハイキングや海水浴、バーベキューなど自然の中に出かけることも多いようです。 ********* 2020年3月以降、フィリピンではロックダウンや対面授業の禁止、誕生日会や結婚式、パーティーなどの自粛、酒類の販売禁止など、全ての年代の人が日本以上に不自由な生活を送ってきました。 シンシアジャパニーズではオンラインで授業は続けていましたが、先生同士が直接会うこともできなかったですし、勤務時間の短縮に協力してもらい先生たちの家計へも影響を与えてしまい、本当に申し訳ないと思っていました🙇‍♀️ 日本同様、今年に入って少しずつ生活における制限が撤廃されてきたことと先生たちからの提案もあり、先週の土日一泊二日でサマールアイランドというリゾートでチームビルディングを行いました。 残念ながらまだ日本にいる私と、当日お子さんが熱を出してしまった先生一人は欠席です😭。 でも結婚している先生はご主人やお子さんを連れて参加してくれました。コロナ禍での鬱屈とした気持ちが多少でもリフレッシュできたのではないでしょうか。 先生とスタッフで学校の将来についてもたくさん話してくれたそうです。どんな話が出たのかダバオに帰ったらぜひ聞いてみたいです😊 また、コロナが収束して今年はスタッフと生徒とみんなで一緒に🎄クリスマスパーティーができることを祈っています。

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特定技能 外食業 eラーニングコース開設

eラーニングとは、 インターネットを利用した学習形態のことです。 日本では特に、自習形式のシステムを指して、eラーニングと呼ぶことが多いようですが、フィリピンでは、自習形式のものはSelf-Paced e-learningと呼ぶようです。 すでに社内研修システムとして導入されている会社もありますし、このコロナ禍で塾などが、eラーニング化を進めたことでご存知の方、既に体験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。 インターネットとパソコンや携帯電話があればいつでも、どこでも自分のペースで学習できるのが一番の利点ですが、逆に学習意欲が高くないと継続できないのが欠点ですね😅 特定技能コース 当校では2019年にフィリピンで特定技能試験が始まったと同時に、試験対策コースを開設しました。 当初は介護士の育成を専門とすることを考えていましたが、フィリピン人でも介護の仕事はしたくないという人も一定数います。 フィリピン人のホスピタリティを介護以外で活かすとしたら外食や宿泊産業が適しているのではないかと思いましたが、宿泊はフィリピンで技能試験を受験できなかったため、介護と外食業で活躍できる人材の育成からスタートすることにしました。 コロナで対面授業が禁止されてからはオンラインでのグループレッスンで介護と外食業の試験対策コースを継続してきました。 その後、日本の企業様からの依頼もあり、自動車整備士コースを開設。現在は農業、建設分野の左官、配管などのコースも準備中です。 外食業eラーニングコース開設の理由 ここまでコロナが長引き、いつ日本に行けるかわからないという状況下では生徒が勉強だけに集中することは非常に困難です。 ほとんどの生徒が働きながら勉強しています。 ですのでオンラインでも同じ時間にいっせいに授業をするのが難しくなってきています。 また外食業は技能実習制度にはない職種なので、元技能実習生でも全員技能試験を受けなければなりません。元技能実習生であればN4レベルの日本語能力もあり、自習でも十分合格できる能力があると考えました。 教科書は一般社団法人日本フードサービス協会が日本語と英語の教科書を作って下さっているのでそれを各自でダウンロードしてもらいます。 あとは覚えるべき単語のフラッシュカード、小テスト、確認テスト、模擬テストなどで学習を支援しています。付録的にロールプレイのビデオも作りました😁 今後コロナの影響がいつまで続くかわかりませんが、今はできることをコツコツとするしかありません。 当校の生徒が日本の外食産業で活躍できる日を楽しみにしています😄

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オンライン オリエンテーション

フィリピンの日本語学校では、どのようにして生徒を集めると思われますか? それは、やはり日本同様、説明会(オリエンテーション)の開催です。 まずはフェイスブックで広告を出し、オリエンテーションの参加者を募ります。 コロナ以前は学校に集まってもらい対面で説明していましたが、現在はオンラインによるものが主流です。ちなみに下のブログは以前の対面方式のオリエンテーションのブログです。 当校のような小規模校では宣伝、マーケティングなどの専門の部署もないので事務のスタッフと先生たちに協力してもらい開催しています。ですのでスケジュール立てが後手後手になり今回も11月生の募集のオリエンテーションが10月スタートになってしまいました。(毎回反省するのですが…😥) 10月の1週目のオリエンテーションは、久し振りということもあり100名以上の応募がありました。 ですが2週目、3週目と申込数も減り参加者は一桁になっていました。今日本語の勉強を始めてもいつ日本に行けるかわからない状況でしたので仕方のないことだと中半諦めていました。 引き続き今月もオリエンテーションをして「生徒を集めなければ」と思っていた矢先に【11月8日より入国制限緩和】のニュースが入りました。この業界全体が待ちに待っていたニュースです😊🎊 11月12日に急遽オリエンテーションをすることを決定し広告を出すと、案の定100名以上の申し込みがありました。当然他校も一斉にオリエンテーションをするでしょうからかなりのキャンセルも予想していましたが、約20名の方に参加していただきました。 12月から新規コーススタートできるようにもうしばらくオリエンテーションは続行します。

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自動車整備分野特定技能評価試験

特定技能とは 「特定技能」とは2019年4月1日より人手不足が深刻な産業分野において新たな外国人材の受入れが可能となった、在留資格です。(詳しい制度説明はこちら↓↓)https://www.moj.go.jp/isa/policies/ssw/nyuukokukanri01_00127.html 現在の受け入れ可能な産業分野は以下の14分野です。①介護 ②ビルクリーニング ③素形材産業 ④産業機械製造業 ⑤電気・電子情報関連産業 ⑥建設 ⑦造船・舶用工業⑧自動車整備 ⑨航空 ⑩宿泊 ⑪農業 ⑫漁業 ⑬飲食料品製造業 ⑭外食業 特定技能の要件 「一定の専門性・技能を有し即戦力となる外国人を受け入れていく」という前提から日本語能力試験と各分野の技能試験に合格することが要件となっています。技能実習を(3年以上)終了した場合は日本語能力試験は免除、なおかつ技能実習と同じ産業分野、業務の場合は各分野の技能試験も免除となります。 技能実習でも特定技能でも認められている業種であれば、無試験で同じ仕事が継続できるので外国人労働者にとっても、日本の企業にとっても経験豊かな人材を採用できる良い制度ではないでしょうか。 しかし、技能実習にはない「外食業」、2017年11月に技能実習に加えられた「介護」、2016年4月に加えられた「自動車整備」の分野では技能実習から切り替えられる人材は皆無もしくは少数で、技能試験を受けて要件を満たす外国人労働者が多いのが現状です。 フィリピンでの技能試験 フィリピンでは2019年4月に他国に先駆けて「介護」の技能試験がスタートし、「外食業」は2019年11月、「自動車整備士」に関しては2019年12月より実施されています。(ここでは上述した3分野のみ触れますがフィリピンではこれまでに「建設(電気通信)」「造船・舶用工業」「農業」「飲食料品製造業」の試験も実施されています。) 一時コロナウイルス感染症によるロックダウンの影響で中断した時期もありましたが、定期的に受験が可能なため当校でも「介護」と「外食業」の特定技能対策コースを2019年よりスタートし、今では安定して合格者が出せるようになりました。 「自動車整備士」特定技能 今回新たに「自動車整備士」特定技能試験対策コースをスタートしたのは、技能実習「板金」でフィリピン人を5年間雇用した企業様が今度は特定技能「自動車整備士」として再雇用したいということで、送出し機関を通して教育依頼をいただいたのがきっかけです。 技能実習で「自動車整備士」分野が認められる以前は「板金」や「金属塗装」の技能実習生として3~5年の経験を積んだフィリピン人はたくさんいます。彼らはこの試験に合格することで特定技能「自動車整備士」として雇用の機会を得ることができるのです。ぜひ、そのお手伝いをしたいと思い 「自動車整備士」特定技能試験対策コースをスタート させました。 試験対策 試験は学科、実技共にCBT(コンピュータ・ベースド・テスティング)方式で行われます。学科試験の出題形式は、真偽法(○×式)で30問、60分。 実技試験の出題形式は、いくつかの課題について作業試験または図やイラスト等を用いた状況設定において正しい判別、判断を行わせる判断等試験。問題数は3課題で、複数の設問を設け、試験時間は20分 (試験について詳しくはこちら↓↓)https://www.jaspa.or.jp/Portals/0/resources/jaspahp/user/specific-skill/pdf/001.pdf 介護や外食業では特定技能試験のためのテキストが日本語でも英語やその他の言語でも準備してあるので、とても助かっています。やる気のある元技能実習生は独学で合格している人もいます。 自動車整備士には残念ながら特定技能のための教科書がありません。 「自動車整備士技能検定試験3級」と同等レベルとのことから日本自動車整備振興会連合会が発行している下記教科書を使用しました。 基礎自動車工学 基礎自動車整備作業 三級自動車ガソリン・エンジン 三級自動車ジーゼル・エンジン 三級自動車シャシ 自動車定期点検整備の手引き 外国人技能実習制度自動車整備職種安全衛生教本 もちろん全部日本語ですし、漢字にフリガナもありません。そのまま使うのは不可能なので基礎自動車整備作業と安全衛生教本のみ翻訳してあとは過去問の解説を教科書から抜粋する時にのみ翻訳を付けました。 すべての問題が教科書に記載してあることだったので整備士の実務経験のない私でも、何とか生徒を合格させることができました。また 日本自動車整備振興会連合会 のホームページに試験問題の例が実際の試験と同じ問題数で掲載してあることで、実際の試験の出題傾向などが分析できたのも大きな要因の一つだったのではないかと思います。 でも、一番の要因は元々実務経験のある優秀な生徒が月曜から土曜日まで働きながらも4月から7月の4か月間、私が出した課題に真面目に取り組み、週一度の休みである日曜日にオンラインで授業を受けてくれたことに他なりません。 本当におめでとうございます

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