eラーニングとは、
インターネットを利用した学習形態のことです。
日本では特に、自習形式のシステムを指して、eラーニングと呼ぶことが多いようですが、フィリピンでは、自習形式のものはSelf-Paced e-learningと呼ぶようです。
すでに社内研修システムとして導入されている会社もありますし、このコロナ禍で塾などが、eラーニング化を進めたことでご存知の方、既に体験された方もいらっしゃるのではないでしょうか。
インターネットとパソコンや携帯電話があればいつでも、どこでも自分のペースで学習できるのが一番の利点ですが、逆に学習意欲が高くないと継続できないのが欠点ですね😅
特定技能コース
当校では2019年にフィリピンで特定技能試験が始まったと同時に、試験対策コースを開設しました。
当初は介護士の育成を専門とすることを考えていましたが、フィリピン人でも介護の仕事はしたくないという人も一定数います。
フィリピン人のホスピタリティを介護以外で活かすとしたら外食や宿泊産業が適しているのではないかと思いましたが、宿泊はフィリピンで技能試験を受験できなかったため、介護と外食業で活躍できる人材の育成からスタートすることにしました。
コロナで対面授業が禁止されてからはオンラインでのグループレッスンで介護と外食業の試験対策コースを継続してきました。
その後、日本の企業様からの依頼もあり、自動車整備士コースを開設。現在は農業、建設分野の左官、配管などのコースも準備中です。
外食業eラーニングコース開設の理由
ここまでコロナが長引き、いつ日本に行けるかわからないという状況下では生徒が勉強だけに集中することは非常に困難です。
ほとんどの生徒が働きながら勉強しています。
ですのでオンラインでも同じ時間にいっせいに授業をするのが難しくなってきています。
また外食業は技能実習制度にはない職種なので、元技能実習生でも全員技能試験を受けなければなりません。元技能実習生であればN4レベルの日本語能力もあり、自習でも十分合格できる能力があると考えました。
教科書は一般社団法人日本フードサービス協会が日本語と英語の教科書を作って下さっているのでそれを各自でダウンロードしてもらいます。
あとは覚えるべき単語のフラッシュカード、小テスト、確認テスト、模擬テストなどで学習を支援しています。付録的にロールプレイのビデオも作りました😁
今後コロナの影響がいつまで続くかわかりませんが、今はできることをコツコツとするしかありません。
当校の生徒が日本の外食産業で活躍できる日を楽しみにしています😄