フィリピンの介護施設
今日はフィリピンの介護施設を訪問してきました。 日本と比較すると少ないですがフィリピンにも介護施設はあります。 そしてフィリピンでは介護士という職業は広く認知されており、こういった施設だけではなく個人宅でも多くの介護士が雇用されています。また国内外で介護士として働くために、CAREGIVING NC2という資格があり、全国の専門学校で教育を行っています。 もちろん細かい介護技術などは日本と違う点もありますが、認知症や体の不自由なお年寄りの生活の支援をするための心構えができています。そこがフィリピン人介護士の強みでもあります。 こちらの施設は CAREGIVING NC2を取得するためのOJT(実技研修)の受け入れもされています。 そして実はシンシア・ジャパニーズ・スキルズ・アカデミーが最初に学校を設立する際に場所を貸してくださった介護施設でもあります。 結局、諸事情によりそこでの認可申請は断念しましたが、正式に認可を受ける前に無料の日本語学校を開かせていただいていたので、オーナーはもちろんスタッフとも顔見知りでした。 こちらの介護施設も昨年秋に現在の場所に移転しオープンしたばかりですが、ほとんどのスタッフが以前と同じで私のこともよく覚えてくれていました。 今日は日曜日だったので、お伺いしたときはホールで2~3時間ミサをされおり、元気なお年寄りがたくさん出席されていました。 建物はコンクリート造で堅牢で、調理場やトイレなども清潔でした。利用者様の部屋への出入り口は、全て引き戸で安全性も配慮されエアコン完備、太陽光発電などの設備も取り入れられていました。 コロナ禍~コロナ後、フィリピンでも建築費が上がっているので完成されるまでは大変なご苦労があったと思います。今日こうして新しくなった施設を見学させていただき、オーナーやスタッフの皆さんが嬉しそうなのを見て私も本当に嬉しく誇らしい気持ちになりました。 また当校を介護の研修生にも宣伝して下さると、オーナーから心強いお言葉もいただきました。 早速タープリン(宣伝用の垂れ幕)を作らせてもらいます😁
送別会 Farewell Party
今月いっぱいで先生が一人退職することになり、ささやかな送別会を開きました🍺。 場所は「Malagos Homegrown」というファミリーレストランです。お料理やお店の雰囲気の写真は撮り忘れたので興味がある方は、以下のリンクからチェックしてください。 ↓↓ ↓↓ https://m.facebook.com/malagoshomegrown/?_rdr広々とした庭に余裕をもってテーブルが配置されていて、雰囲気もとてもよかったです。料理はフィリピン料理とピザ、パスタなど。食事の後は走り回って遊ぶこともできるので子供連れにも人気があります。火曜日の午後6時からでしたが駐車場はいっぱいでした。 今月退職する先生は2019年7月に入社し、シンシア・ジャパニーズのメンバーになりました。その当時退職した先生が自分の次にと、紹介してくれた先生です。経験も豊富で、何より生徒にとても好かれる先生でした。これから特定技能の介護士と外食業に特化した教育を行いたいという私の方針に従い、外食業技能試験コースも勉強して教えてくれていました。 ところが2020年3月中旬以降、コロナ禍で対面授業は全面禁止になりました。 先生たちのやる気に後押しされて、すぐにオンライン教育の態勢を整えることができました。でも日本に入国できる見通しが立たなければ経営難になるのは目に見えていました。フィリピンでは海外で働くための教育費は雇用主が支払うことになっているので借金をして日本語を勉強するような生徒はいません。先生たちにも1日4時間という短縮勤務に協力してもらい細々と学校を維持、存続させてきました。 しかしそれは一家の大黒柱の収入としては十分な額ではありません。先生たちにはアルバイトも許容していましたがコロナ禍では日本語教師のアルバイトはありません。物価も年々上がります。みんな生活していくのは大変だったと思います😢。 したがって先生が辞めるのは大変残念ですが、そうせざるを得ない理由があったからなんです。実はこのコロナ禍で多くの日本語教師が翻訳会社やコールセンターへと転職していきました。お給料も日本語教師より高いですからね・・・今はただ彼の貢献に感謝し、今後の彼の人生の成功を祈っています。 日本でも徐々に外国人労働者の入国が増えていっていますが、今後より多くの外国人労働者を獲得するためには円安要因を除いても、教育費の増加が必至となりそうです。
フィリピンのお通夜
今回フィリピンに戻ることを決めた後ですが、7月10日に当校の先生のお母様が亡くなったと報告がありました。7月12日にダバオに到着予定でしたのでお通夜かお葬式には参列したいと思っていました。