外国人の日本語能力試験として最も有名なのは、JLPT(Japanese-Language Proficiency Test)で、現在N1(最もむずかしい)からN5(最もかんたん)までの5つのレベルの認定をしています。 フィリピンのダバオでも7月と12月の年に二回受験することができます。 でも年に二回というのは、一刻も早く日本で働きたい外国人や、私たち日本語学校としても試験日に照準を合わせると年に二回しか生徒の募集ができないわけで、少なすぎるのです。 とくに、介護の技能実習生はN4合格以上が必要条件と言われてますから、N4に不合格だった生徒はまた半年間、試験を待たなくてはならないのです。 それで就労目的で日本語を勉強する外国人や日本語学校で人気が高まっているのが「NAT-TEST」です。NAT-TESTは年に6回も実施され、結果も3週間以内にわかると言うスピーディーさ! ただ、現在のところフィリピンでの試験会場はマニラだけなのです。 フィリピンは島国なのでダバオからマニラに行くには通常、飛行機が移動手段になります 国内線でも飛行機代の負担は生徒にも学校にも大きすぎます。 ということで当校では生徒にNAT-TESTを受けることはすすめていませんでした。 でも今回、7月のJLPTのN4に落ちた生徒がNAT-TESTの4級を受けたいと希望し、10月14日(日)にマニラで受験することになりました。JLPTの不合格がわかってからは毎日試験対策でミニテストと模擬テストを繰り返してきました。その効果と実力が発揮されることを祈っています。 そして今回、一生懸命勉強している生徒と、生徒のために一生懸命に授業の準備をしている先生を見て、正直なところフィリピンで勉強してN4に合格するには450時間では不十分であると実感しました。来期からは授業時間、使用テキストなど大幅に見直してN4合格率を高めていかなければと思っています。
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